イラクディナール外貨両替ショップ 業務終了のお知らせ

平素より当ショップをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

当ショップではこれまで10年に渡り、イラクディナール紙幣の両替業務を行って参りましたが、 この度、当業務を終了させていただくこととなりましたので、謹んでお知らせいたします。

マイナー通貨を用いた詐欺事件が社会問題となった中、当ショップでは5年程前から販売を止めて、 既存のお客さまからの買取りのみをサービスとして継続してまいりました。

しかしながら実情は常に赤字の状態であり、これ以上存続することは困難であるとの判断に至ったためです。

今後の換金(買取り)について、ご案内さしあげます。

【平成29年12月まで】

当社がお納めした紙幣は、期日内にお送りいただければ、各社・各銀行ホームページに記載されている 「イラク銀行間取引レート」で、手数料無し、銀行振込手数料を当ショップ負担にて両替をいたします。
レートは、日本円の振込処理時点のレートといたします。

・送付先住所

〒106-0032
東京都港区六本木4-8-7 三河台ビル5F
株式会社ライズインターナショナル イラクディナール外貨両替ショップ

・送付内容

紙幣現物
当社からの納品書(両替証明書)
日本円を振込みする先の銀行口座情報・お客様のお名前・電話番号・ご住所を書いたメモ

・期日

平成29年12月28日(紙幣が当社に到着した分まで)

・ご注意

紛失防止のため、書留郵便等の手渡しで配達される方法でお送りください。
(配送中の事故の責任は負いかねます)

・手続日数

当ショップへ到着後、10営業日以内に振込みいたします。

なお、当ショップがお納めした紙幣以外(他社で入手されたもの)については、取扱いをいたしません。

【平成30年1月以降】

日本国内と海外の両方で、イラクディナール紙幣を取扱している会社さまをここにお知らせいたしますので、よろしければご活用ください。
それぞれ、会社様所定の為替レート、手数料が適用されます。

株式会社 S・T・I

先方の責任者の方へ、当ショップの状況をご説明してあります。

URL

http://www.iraq-d.com

住所

〒154-0022
東京都世田谷区梅丘2-24-13-301

TEL

03-6314-1215

UAE Exchange Centre

当ショップ自身が換金などでお世話になった会社です。
国内で展開する両替店「トラベレックス」の親会社です。
担当者がアラビア語で電話に出ますが、英語が話せる担当者もいます。

URL

https://www.uaeexchange.com/jpn

住所(ドバイ)

No. R 40.2, Opp Zoom Store Near Exit 3 Rashidiya Metro, Dubai - Dubai - United Arab Emirates

TEL

+971 4 256 5837

ANSARI Exchange

当ショップが、紙幣が真正であることを確かめるために訪問し、買取してもらった会社です。
担当者がアラビア語で電話に出ますが、英語が話せる担当者もいます。

URL

http://www.alansariexchange.com/en/

住所(ドバイ)

Shop Nos. 5 & 6, Fish Roundabout, Deira, Dubai, United Arab Emirates

TEL

+971 4 222 1233

もちろんのことながら、イラク国内ではすべての銀行、両替商で両替が可能ですが、 現在の治安の状況を見ると、イラクへの入国自体が難しいと思いますのでお勧めはできません。

経済復興は、当初のイラク政府の目論見より時間が掛かっています。
当時予測し得なかった「IS(イスラム国)」のテロによる治安悪化が最大の原因です。

私たち自身も2度訪れて多くの方とお話ししたイラク北部のクルド自治区は、広範囲に渡り、また長い月日に渡ってイスラム国に占領されてしまいました。 イラク政府は経済問題以前に、この致命的な治安問題の解消を優先せざるを得ませんでした。

幸いながらようやく快方へ向かっていて、6月下旬の報道では
「イラク軍は占領の中心地であった、イラク第2の都市モスルのモスクを奪還した」
と、事実上の勝利宣言をしたとのことです。

イラクの経済復興はこれからでまだ年月が掛かるかも知れませんが、世界第2位の埋蔵量を誇ると言われている油田を保有し、いわゆる 「オイルマネー」のポテンシャルが高いことに変わりはありません。

「油田の国」であり、メソポタミア文明からの「歴史の国」、そして派遣された日本の自衛隊のことを「ピースソルジャー」と呼んでくれる 「親日の国」です。

今後も当社としては自社の資産としてイラクディナールを保有し、イラクの経済復興を応援し続けます。


あらためまして、当ショップの趣旨にご賛同、お付き合いをしていただきましたみなさまに、厚くお礼を申し上げます。

平成29年7月18日
イラクディナール外貨両替ショップ
スタッフ一同